パートナーのJHC ECOSYSTEM(京浩辰資産管理株式会社)が発行する四半期レポート「Global Industrial Ecosystem Index(GIEI、グローバル産業エコシステム指数)」の2026年第3四半期号を掲載します。6大陸・31の産業市場・10の産業セクターを対象に、企業の海外進出(アウトバウンド)と海外企業の受け入れ(インバウンド)を指数化したものです。
全文は英語版・中国語版のPDFでお読みいただけます。以下に主なポイントを日本語でご紹介します。

全体の動向
- 総合指数(GIEI)は63.8で、前期から0.5ポイント上昇しました。アウトバウンド指数は62.4、インバウンド指数は65.2です。
- 今四半期に把握された越境の産業プロジェクトは5,927件(前期比+6.5%)。越境の資金の出入りは9,057億ドル(同+4.7%)、越境ライセンス取引は777件(同+7.0%)でした。
- 大陸別では北米が76.8で首位、アジアはアウトバウンド指数68.7で6大陸のトップです。アジア域内の越境プロジェクトは1,180件で、全体の約2割を占める最大の流れになっています。
市場・産業別のポイント
- 市場別の上位3市場は、米国(81.1)、日本(70.2)、中国(65.9)です。
- ある国の企業が別の国でプロジェクトを立ち上げる一方向の流れ(産業回廊)では、中国→ベトナム(148件)、日本→米国(142件)、ドイツ→米国(118件)が上位です。
- 産業セクターでは、ライフサイエンス(71.6)とAI・デジタルインフラ(69.8)が上位です。半導体はインバウンドがアウトバウンドを19.8ポイント上回り、方向の偏りが最も大きいセクターです。
- 越境ライセンス取引は、ライフサイエンス(156件)とカルチャー・エンターテインメント(115件)が多くを占めます。
日本について
- 日本はアウトバウンド指数68.1、インバウンド指数72.3と両方向とも高く、31市場で唯一の「双方向ハブ」に分類されています。
- 日本企業による海外プロジェクトは880件(前期比+9.7%)。主な進出先は米国(142件)、タイ(84件)、ベトナム(78件)です。
- 海外企業による日本でのプロジェクトは236件(同+15.7%)。米国→日本の回廊は前期比+25.0%(50件)と、伸び率が最も高い回廊の一つでした。一方、日本→中国は−14.3%(24件)と縮小しています。
- 熱度が高い分野は、アウトバウンドではカルチャー・エンターテインメントと美容・ウェルネス、インバウンドでは半導体とAI・デジタルインフラです。
- 越境の資金の流れでは、日本は流出が流入を370億ドル上回り、31市場で最大の資金の出し手です。
レポート全文(PDF)
本レポートは、京浩辰資産管理株式会社(JHC ECOSYSTEM)が各国の公的統計や企業の公表情報などをもとに作成したもので、著作権は同社に帰属します。数値は掲載時点のもので、四半期ごとに過去分も含めて見直されます。投資の勧誘や助言を目的としたものではありません。算出方法と免責事項は、レポート本文をご覧ください。
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